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環境問題NO,3

2014.02.10(Mon)

2月と言えば節分ですが、節分とは本来「季節を分ける」つまり季節の移り変わる節目を指し、立春、立夏、立秋、立冬それぞれの前日に、1年に4回あったそうです。ところが、日本では立春は1年の始まりとして、特に尊ばれた為、次第に節分をいえば春の節分のみを指すようになったと言われています。そんな2月4日の節分は冬の終わりの日です。最近は暖かい日が続いていますが季節の変わり目は体調をくずしやすいので、体調にお気をつけてお過ごし下さい。

さて、今回は熱帯雨林減少についてお話したいと思います。

《熱帯雨林の減少》


転載元:http//upload.wikimedia.org/wikipedia/dommons/thumb/9/9f/South American jungle photograph.jpg/320px-South American jungle photograph.jpg

地球全体で見ると、植林をしていることもあり、森林は広がっていますが熱帯地方にある熱帯雨林は毎年1500ha(北海道、九州、四国を合計した面積)あまりが減少しているといわれています。
熱帯雨林は地球上の陸地の面積の1割にも満たないですが、生物の約半分は熱帯雨林に生息しているといわれており人間がまだ発見していない生物もたくさんいる豊かな森です。
そんな貴重な熱帯雨林がこのままだと消滅をすると予測をされています。

熱帯雨林の減少の理由として、違法な伐採やリゾート開発や農地化による伐採などがありますが、一番の問題は非伝統的焼畑農法といわれています。
本来、焼畑農法とは何千年にも渡る伝統的な森林の再生サイクルを利用した方法がとられてきました。それはある一定の区画を焼き農地にし、数年耕作した後、今度は隣の地を焼いて農地にし…という行為を繰り返している間に森林が再生するというものでしたが近年、人口の増加などを背景に、焼畑のサイクルが短縮し森林が回復しないうちに再び焼いて土地が劣化し、森林が再生しなくなる、非伝統的焼畑が問題となってます。

このまま熱帯雨林が減少してしまうと二酸化炭素の吸収量が減ってしまうばかりでなく、そこに野生生物や鳥類、昆虫などの生態系に影響を及ぼしたり木材資源がなくなってしまいます。

では、熱帯雨林の減少を止めるために、私たちに出来ることは何があるのでしょう。
私たちが普段使用しているノートはもちろん、新聞、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、ダンボール、たくさんの紙がありますがその紙の原料は木です。紙を無駄に使えば、木がたくさん切られるということになります。なので紙を大切に使う必要があります。
その他にも、割り箸が廃材を利用して作られており、更にマイ箸を持ち歩かれている方もいらっしゃると思いますが、廃材だからといって無駄に使用せず、大切に使うことも大事です。
また、古紙のリサイクルも進んでおり、決まった曜日に紙ゴミを回収してくれ、再生紙として製造してくれます。リサイクルに出すだけではなく、その紙を進んで使うことも無駄な資源伐採を食い止められます。
国際的な取り組みとしては、各国で人工造林を作る取り組みが行われています。現地の方々とボランティアの方々で協力し合い、植林を行っています。こうした運動が世界中に広がっているのは、それほど重要なことだからです。

自然を未来に残すということは、そこでしか生活できない動植物の生態系を壊さないということにも繋がります。一人一人が、熱帯雨林の減少を食い止めるという意識だけでなく、未来に森林を残すという気持ちを持ち、まずは資源を無駄遣いしないといった日常の中でできることから始めてみましょう。


転載元:http://www.env.go.jp/nature/shinrin/fpp/database/partnership case/fujitu.html


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